職場におけるモラハラ対処法
無視や容姿および人格否定、文句、叱責など、職場におけるモラハラは残念ながら少ないとは言えません。
叱責にについては、ミスをしたり問題を起こしたりした場合業務をスムーズに遂行するために叱責することは必要なことです。
しかし、大声で威圧的な叱責、執拗に叱責を繰り返すといった行為は本人に自覚がなくとも、受ける側が苦痛に感じてしまえばモラハラとみなされるので注意しなければなりません。
では、自分自身がモラハラを受けてしまったらどうすればよいのでしょうか。
一番の対処法は、その相手と距離を取ること。
とはいえ、同じ職場にいると簡単に距離を取るのは難しいという人もいるでしょう。
業務上必要な情報伝達など、まったく関係を断ち切るというのは難しいかもしれませんが、接触を最小限に抑えできるだけ関わらないように意識することで、自然とターゲットから外れる可能性があります。
次に有効なのは、できるだけ多くのモラハラの証拠を集めることです。
上司や専門機関に相談する際、どんなにモラハラ被害について訴えても証拠がなければ片方だけの話では信じてもらえないかもしれません。
また、相談を受ける側も、双方に公平にヒアリングをしなければならないと考えます。
モラハラを立証するためにも、普段からボイスレコーダーを持ち歩いたり、信用できる第三者に行動を監視してもらったりしながら証拠を確保するようにしましょう。
身体的な暴力を含むパワハラと異なりモラハラは目に見えない暴力のため、自身も周囲も気づきにくいという特徴があります。
腹痛や睡眠障害、うつ病など、心身に不調をきたす前に、これらの対処をすることをおすすめします。